日本ファンクショナルダイエット協会
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第15回

ケト検はいま主流です!

「お茶の水健康長寿クリニック」オープンから6カ月
白澤卓二JFDA理事長に聞く

空前のブームの一方、糖質制限ダイエットは健康に害を及ぼす、という否定的な見解をしばしま目にします。そこんとこ、どうなんですか? 長寿遺伝子研究の第一人者でもある日本ファンクショナルダイエット協会理事長のDr. 白澤に聞きました。

「物忘れ外来」はカネの無駄遣い


日本ファンクショナルダイエット協会(JFDA)が2013年12月に立ち上がってからはや丸4年が過ぎようとしています。この間、お米を主食としてきた日本国民のあいだにも、肉と野菜を中心とするケトジェニックダイエットが急速に定着してきました。

その一方で、糖質制限ダイエットに対して懐疑的、または批判的な論調も、テレビの番組や雑誌の記事などで散見されるようになっています。たとえば、老舗週刊誌「サンデー毎日」2017年10月1日号は、「発掘スクープ! 近藤誠医師が警告! 糖質制限ダイエットで死亡率2割上昇 衝撃データ 米国17万人男女調査」と題した記事を掲載しています。

果たして糖質制限ダイエットは本当に警告の対象なのでしょうか?

そのことを確認するために、斯界の権威であるJFDA理事長・白澤卓二博士に「サンデー毎日」の記事を携えて意見をうかがってきました。場所は、この4月に白澤先生がオープンした「お茶の水健康長寿クリニック」。JR中央線・総武線御茶ノ水駅から徒歩1分という至便なところにある白澤先生が院長をつとめる診療所です。

せっかくまいりましたので、クリニックの開業理念について、おたずねしました。以下カギカッコ内は白澤先生からの回答です。

「まず、認知症を予防するというクリニックも概念も日本にはありませんでした。認知症を早期発見、早期治療しようというのが国の方針です。ですから、『物忘れ外来』なるものが大学病院にあるわけです。だけども、認知症を早期発見しても無意味なんです。その理由は簡単で、もしもそれが有効であれば、認知症が早期発見されて改善し、こんなに頭脳明晰で100歳の誕生日を迎えたという人が世の中にぞろっといていいはずなんだけど、誰もいない。ということは、その人たちはどうなったか。全部寝たきりになった。救えなかったということです。早期発見、早期治療してうまくいくのはがんであって、認知症はそうではない。『物忘れ外来』は全部やめて、『認知症予防外来』にしたほうがいい。国はカネの無駄遣いをしている。これが僕の考え方です」

なるほど……。

「国も学会もわかってない。だから僕は実践で『認知症を予防するための外来』をはじめたのです」

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「ケト検」は成功例です!


白澤先生たったひとりの挑戦ですね。

「挑戦はずーっとしているんです。順天(堂大学大学院)にいるとき、2007年に順天に来たので、それからもう10年挑戦しているわけですよ。医者として30年しかやってなくて、そのうちの3分の1を挑戦に使っている。最初の20年間は研究に、最近の10年間は挑戦に使っていて、まぁ、負けていない。自分のやっていることには自信をもっています。

ひとつの成功例は『ケト検』(ケトジェニックダイエットアドバイザー養成講座=日本ファンクショナルダイエット協会)です。最初にケト検をつくったときに、糖尿病学会が猛反対した。というのは、それまでの医学の常識では悪いものだったケトン体を、僕はいいものだと言ったから。そこで、議論をしていたわけですよ。

そしたら、最近、糖尿病学会の理事が、僕が4年前に言っていたこととまったく同じことを言っているわけ。ガラッと180度変えて。びっくりしちゃった。糖尿病学会の総説には僕が言っていた主張そのもの、ケトン体はいいもの、と書かれている。これはウソつきですよ。それはそうでしょ。以前に言っていたことを変えているわけだから。これはずるい。最近は糖尿病学会の理事が、現在の教科書が間違っている、と言い始めた。糖尿病学会は大きな組織だけれど、頂点がくずれてこっちにすり寄ってきたから、やがては大学とか政府も変わってくるはずです。

ただ、糖尿病学会の理事の発言として10月の読売新聞に、『糖尿病の原因は肥満である。だから、肥満を解決すべきである』と書かれてあったけれど、これは完全に間違っている。どうしてかというと、日本人の糖尿病のほとんどは肥満じゃなく発症しているから。糖尿病の原因は砂糖摂取なんです。これ、明らかです。糖質の摂取を抑えることが糖尿病の原因治療です。そのことをまだひとことも言えない。ここはまだ、叩いてもいいと思ったんだけど」

日本人の糖尿病は増えているみたいですね。

「増えているのは肥満が増えているから、というロジックなんだけど、日本人の多くが肥満じゃないことは明白です。完全にロジックが乱れている。きわめて頭脳がブリリアントな人がなぜそう言っているかというと、レトリックです、立場を守るための。ようするに砂糖業界を刺激しないための」

ああ……。

「もっとわかりやすくいえば、あなた砂糖業界からいくらもらっているんですか、という話ですよ、僕に言わせれば。まあ、魂を売ったというか。糖尿病学会の理事ですよ、理事!」



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「サンデー毎日」の記事は茶番


白澤先生の憤激はおさまる気配がなかったのですが、このへんで本来の目的である「サンデー毎日」の記事についておたずねしました。

「その記事は話にならない。近藤誠医師はがんの研究者なので、その人が出てくること自体が茶番劇。糖質制限とまったく関係ない、リングの外の人を連れてきているので、茶番以外の何物でもない。国民もそう思ってますよ(笑)。がんの人が糖質制限のところに来て、なんだという話です。

それよりも東洋経済の、『「糖質制限」論争に幕? 一流医学誌に衝撃論文』という最近の記事を読んだほうがいい。『ランセット(THE LANCET)』という医学雑誌に掲載された論文について、糖尿病に糖質制限食を導入して成果をあげている高雄病院の理事長、江部康二先生が解説したものです。最近、次々と出てきている論文は、ケトン体はいいものである、という内容で、結論はほぼ出たと考えられます。『サンデー毎日』の記事は相手にする必要はない。場外乱闘を楽しみたい日本国民もいるんだね、というだけの話です」

糖質制限をすればするほど、死亡率は劇的に上昇する、とも「サンデー毎日」には書いてあります。

「それはない。それを認めた正式な医学論文はひとつもない。もっとわかりやすく言えば、たとえばどこかで殺人事件があって、この被害者が刃物で刺されたのは糖質制限していたからだ、みたいな、わかりやすくいえばですよ、それに近いような話です」

痩せた人は糖質制限ダイエットをする必要はない、と主張しているようにも読めますが、それについてはどうでしょうか。

「日本人は糖質を摂り過ぎているので、そこは考え直したほうがいい。国民レベルで60~70パーセントもの糖質(炭水化物=お米)を摂っているのは多すぎる。栄養学の問題です、これは」



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認知症は食べ物で予防できる


かくして「サンデー毎日」の記事は、白澤先生にとってけんもほろろなのでした。質問を変えまして、ここからはお茶の水健康長寿クリニックについて、もう少し教えてください。こちらは認知症予防のクリニックだとおっしゃっていましたが、予防となると、日本の医療制度では保険がきかないのではないでしょうか?

「保険は破綻している。壊れたものだと思います、日本の保険制度は」

でも、患者からすれば、ありがたい、いい制度です。

「いや、国が破綻しているので、よくないです。だって、医療費に国家予算の3分の1もつかっているのだから。それは、ヘロインとかコカイン、モルヒネ、これ、私にとって気持ちいいものだからいいものだ、というのと同じです。それで社会が破綻すれば、それは悪いものということになる。保険制度は役に立っていない。

それ、新聞を見ればわかります。高齢者の医療費が国の財政を破綻させている。それに対して異論はないですよね。自分の病気のために、自分が稼いだうちの3分の1をつかっているわけだから、国全体が個人だとすれば、この状態は病人です」

そんな病人を治すために、このクリニックはある?

「いや、治らない。認知症は治らないんです。解決方法は、この病気にならないことしかない。1997年に、長寿社会になって認知症を予防する戦略が重要だと僕が言ったら、全員笑ったんですよ。2007年になって、この病気は予防できるんだ、と僕が言ったら、みんなまた笑ったわけ。予防できるわけがないと。

で、2015年になって、『ランセット』という医学雑誌にアルツハイマー病を予防するという論文が出てきてから、この病気は予防できるという概念が初めて出てきた。僕がアルツハイマーを予防するということを本に書き始めてから10年経つわけですけれど、去年ぐらいから予防できるわけがないと言っていた人が『予防が大事だ』と言っている。認知症を予防しましょう、と。

10年前にあなたが言っていたことのビデオを見せてくださいと言いたい。僕は10年間、言っていることは変わっていないんだけど、この認知症の学会の理事長は180度変わった。認知症は不治の病で、予防できないし、治療もできない。望みは新薬の開発しかないと言っていたんです。治療はできない。これは前から変わっていないんだけど(笑)、もう話にならない。認知症の第一人者の主張がこの10年でガラッと変わった。僕は同じメッセージです。本を見ればわかる。もう2007年から、予防しかない。予防、予防、予防。食べ物で予防できる、と」

白澤先生の主張は、認知症の予防のためには砂糖を摂るな、ということですね。

「砂糖もいけない、脂もいけない。このことは変えていない。糖尿病学会も、こっち側の精神学会の理事長も、言っていることが前と180 度違う。僕が言っていることを言っているんです。なんだという感じです。学問の芯がなかったということですよ、その人たちに。医者として、研究者として。スポンサーの言いなりだったということです。つまり、砂糖業界の」

砂糖業界というのは、それほど大きな存在なのですね。

「ジャイアンツですよ。コカコーラとかペプシですから、すごく力をもっている」

とても熱いお話でした。

「もう吠えちゃうよ、この話になると。吠えざるをえない。でも、最近こっちに流れがきているので、自信を得ている」



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リスクを下げるためのアセスメント


では、最後にこちら、お茶の水健康長寿クリニックについて、より具体的にうかがいます。認知症の予防ということですが、具体的にどんなことをするのでしょうか。

「認知症の予防って、いろいろな方法でできるんですけど、まず認知症になるリスクを評価することが最初にやるべきことです。たとえば、血圧が高いと認知症を発症しやすい。糖尿病の人は血糖のコントロールが悪いと認知症になりやすい、ということは言えます。運動をやっていない人も糖尿病になりやすくて、うつ病の人もリスクがあります。それから、糖質、お砂糖を飲んでる人、お砂糖を食べている人もリスクがある。そういうリスクを下げるためのアセスメントを、このクリニックではしているわけです。

それはかなり具体的に、実生活で何を食べているかという話から始まって、血液検査とか、いろいろな検査データをもとにリスクを評価して、それを少しでも減らしていくことによって認知症の発症確率を下げていく、というのが戦略です。認知症を早期発見することはここではやっていません。無意味ですから。無意味なことはやらない」

では、お茶の水健康長寿クリニックにはどういう人が来たらよいのですか?

「認知症になっていない人」

え?(笑)。

「いや、笑うけれども、80歳から85歳の日本人の3分の1はアルツハイマー病になるわけです。3分の1ですよ。だから、国民全員が来た方がいいんです。10パーセントとか5パーセント程度だったら、認知症のハイリスク・グループを同定した方がいいんだけど、35パーセントというのは同定する必要がない。日本人全員に認知症予防を導入した方がいい」

何歳ぐらいになったらこちらに来るべきですか。

「50歳。脳の病気は50歳から始まる。このことも、しっかり日本人に啓蒙していく必要があって、それについて僕は10年前から本を書いている。早ければ早いほど、予防効率はいい」

初診料はいかほどですか。

「初診料は、僕は順天(堂大学医学部付属順天堂医院)にいたんだけれども、順天の外来の6倍に設定しています。30分3万円で、1時間で6万円。順天堂大学の現役教授の6倍の価値があるという主張です」

6倍ですか!(笑)

「おかしいですか。ま、この値段設定は僕の意地なんだけれど。このクリニックは東大、医科歯科大、順天、日大と列強に囲まれたど真ん中にいますので、やっぱり、少し意地をはらないといけない」

しつこいようですが、保険はきかないんですね。

「保険は使えるんですけれども、使っていません。一度も」

使えるんですか。

「ええ。申請しているので、千代田保健所から正式に保険医療機関としての承認が下りていますので。でも、このオプションは行使しない。破綻している、と自分が主張しているシステムは使わない」

人間の健康・長寿について研究と発信を続けて30年。医学の常識を打ち破るパイオニアだけにイバラの道です。しかし、白澤先生は信念の人です。旧弊にとらわれた医学界に反旗を翻し、認知症というニッポンの大問題を市井での実践によって解決しよう、と戦いを挑んでおられるのです。

ちなみに、こんなこともおたずねしました。保険を使わないと、経営的に大変なのでは?

「ぜんぜん問題ないですよ。単価が高いから。1日4人来れば、経営は成り立ちます」

宣伝しないといけないですね。

「宣伝なんかしない。パンフレットさえまだ作っていない。普通、クリニックってパンフレットがあるじゃないですか。いいですか。オープンして6カ月経つのにパンフレットができていないんですよ、ウチのクリニックは」

早く作ってください。記事をまとめやすいので(笑)。

「一応インターネットのホームページはあるんだけど、インターネットを見てきた一般の人もいない。全部紹介です。ホームページには診療費を出しているので、怖くて来られない。歯止めをかけている。安売り商売をしていないということです」

そうすると、どういう人が来るんですか?

「お金持ち。富裕層だけです」

やっぱり年配ですか。

「いや、若い人もいますよ。富裕層は若い人もいます」

いいですねぇ〜、お金持ちの若い人……。

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ほかでやっていないことだけをやる


このあと、クリニック内を白澤先生に案内していただきました。見たことがないような最新機器、これが医療器具? というようなものばかりです。

「人がやっていることをやってもしかたがない。この地区はもうこのビルだけでクリニックが3つぐらいあります。大学病院が3つあって、激戦地区ですので、ほかでやっていないことだけをやっている。

CTとかMRIなんて、歩いて5分のところにたくさんあるので、ここには必要ない。全部アウトソーシングできる。むしろ、まわりの病院にないものだけを入れているから、非常に特色がある。オルゴールがあったり、絵があったり、磁気刺激装置はこの周辺にはないんです。この顕微鏡もない。ないやつだけを入れている。それが戦略。競合することに意味がない、この地区では」

富裕層の方、ぜひ一度、元気なうちに白澤先生のお茶の水健康長寿クリニックのドアをノックしてみてください。

最後にケトジェニックダイエットについて確認ですが、糖質制限ダイエットにはなんの心配もない、ということでよろしいでしょうか。

「ええ。始めたときは亜流だったんだけど、いま主流ですから。亜流から始まって、いま主流です、わかりやすくいえば。だって糖尿病学会がいま、うちが言っていた主張をしていますので、主流そのものです」




特別公開
Dr. 白澤が選んだ、認知症予防のための7つ道具


「お茶の水健康長寿クリニック」の最新秘密兵器はこれだ!

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このドアの向こうに何があるのでしょう?




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その1 オリンパス製の暗視野顕微鏡

血液のなかの赤血球のカタチとか白血球の動きとかが生で見える。「生の動きが見える」というところがいままでとは違う。

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その2 ポーター社のディスク・オルゴール

アメリカ・ポーター社製のこれは、認知症予防の、脳に刺激を入れるための音楽を奏でる。触ると脳に骨伝導で音が伝わってくる。ピアノは全部押しても10和音しか出ないが、これは15ぐらいの和音がいきなり出る。「ムーンリバー」をちょっとだけ聴かせていただきました。「ティファニーで朝食を」気分でした。

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その3 Dr. 白澤式けん玉

脳への刺激を狙った、認知症予防のためのけん玉。高齢者でも扱いやすいように、競技用よりお皿の面積が若干大きい。集中力、動体視力、リズム感を高め、脳を活性化させる。

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その4 磁気刺激装置「タマス(TAMAS)」

椅子に座って、白澤先生が写真で示しているように、3.0テスラの磁場をつくりだす磁気プローブを前頭葉の部分に当てる。脳の神経細胞を直接刺激することで、認知症を予防する。世界一のスペックを誇る、お茶の水健康長寿クリニックの主力診療機器。

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その5 桐温熱ベッド Dr. 白澤スペック

山形産の桐でつくられたベッド。中に細竹の炭が入っていて、さらにその下に電熱ヒーターを備えている。温度調整によって遠赤外線が出る。横たわっているだけで遠赤外線効果により、免疫機能を上げる。がんの患者さんの治療に使っている。副作用、いっさいなし。冬に向けて体もポカポカ、冷え性の人もよくなる。効果はサーモグラフィーによって血流を確認することで判定する。白澤先生のオススメです。

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その6 ドイツ製オゾン発生装置を使った血液クレンジング

患者さんの血液を100ccとって、そこにオゾンを入れて体に戻してやる。オゾンは血液に刺激を与えるので、その刺激に反応して体の抗酸化能力が出てきて、慢性疾患に対して効果が期待できる。認知症予防だけでなく、がんの治療にもつかっている。イギリスのエリザベス女王のお母様、100歳超えをした王太后がこの治療を受けていたことで知られる。日本では未認可だが、英国、ドイツでは保険適用になっている。酸素ボンベとつながっているのがオゾン発生装置。

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その7 父・白澤實画伯の絵画およそ60点

癒される空間をつくり出すべく、産婦人科医として開業し、画家でもあった実父の作品を展示している。科学と芸術は、一見異なるように見えて、「真理の追究」という面でルーツを同じくする、と白澤先生は考えている。

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健康長寿をめざすいやしのクリニック

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